身近なタバコ

駅までの通勤経路、職場の喫煙コーナー、飲食店、少し注意してみると日常生活の中でタバコを目にしない日はないのではないでしょうか。現代社会では、タバコを吸わない人でも、タバコと関係ない生活を送ることは不可能と言えます。
私たちの生活の中に深く入り込んでいるタバコ。こんなに身近な存在なのに、案外誤解が多いものです。「タバコが体に悪いことくらい知っているよ」という声が聞こえてきそうですが、今一度「タバコ」について理解を深めましょう。

タバコは何でできているの?

タバコの原料は、ナス科ニコチアナ属の植物(学名:ニコチアナ・タバカム、ニコチアナ・ルスチカ)の葉を乾燥させたものです。葉を小さく切ったものを紙でつつんで作ります。この葉自体がとても有害です。皮膚からニコチンが吸収され気分が悪くなるので、素手では収穫しないほどです。タバコに種類があるのは、この他に香料やアンモニアなどの成分を加えているためです。ニコチンの含有量はフィルターで調節します。

タバコの何が良くないの?

タバコ自体に毒性(青酸カリの5倍)があり、そのまま食べるとニコチン中毒で死にます。ですから、タバコは主に煙を吸います。タバコの煙には、約4千種類の化学物質が含まれており、このうち200種類以上が有害物質とされ、約40種類の発ガン物質が含まれているといわれています。なかでも、ニコチン・タール・一酸化炭素が代表的な有害物質です。(アンモニア、カドミウム、シアン化水素、アセトアルデヒドなども入っています。)

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ニコチン

ニコチン依存を形成します。また交感神経を刺激し、末梢血管が収縮して血流が少なくなり、血圧の上昇、脈拍が速くなり、心臓に負担をかけ、血管の老化を促進します。

タール

タバコの煙の粒子成分であるヤニのもとであり、発ガン物質や発ガン促進物質、その他の有害物質を多く含んでいます。さらにシアン類などの物質が気道の繊毛を破壊し、呼吸器疾患の原因になります。

一酸化炭素

血液中の赤血球のヘモグロビンと結びつき酸素の運搬能力を低下させ、全身の細胞を酸欠状態にします。さらに、血管内皮を障害し、動脈硬化の発生を促進します。